レイキには「遠隔ヒーリング」という概念があります。
ヒーリングは一般的に、対面でも遠隔でも感覚のみで送ることが出来るものです。
ですがレイキでは特に、「遠隔を送るためのシンボル」を学びます。
これを学ぶことにより、エネルギーを確実に遠くの人へと送る感覚を身に着けることが出来ます。
ここで「エネルギーを飛ばす」という感覚を身に着けることは、レイキ以外のエネルギーワークでの遠隔にも応用することが出来ます。
エネルギーは目に見えませんので、本当に送れているのかどうかというのは、はっきり断言できるものではありません。
ですが、レイキにはしっかりとした「遠隔ヒーリングの理論」があります。
これを学んでいただくことにより、
エネルギーワーク全般の「遠隔」というものの概念を、つかんでいただくことは十分に可能なのではないか
と、私は考えております。
他者に行う際には、緊急時・ヒーリーの意識のない場合を除いて
お相手に「遠隔ヒーリングを送ることに対する同意・承諾」を必ず得る
ようにしてください。
お相手とのエネルギー的な強弱、関係性といったものも関係してきますが、基本的に受け取りの意図がない人には遠隔ヒーリングは届きません。
ご家族やお友達など、近しい方には「愛」のエネルギーにのせて癒しが届くこともあるかもしれません。
ですがレイキには好転反応が起こる可能性があり、また眠気を催す場合があります。お相手がもし運転中だったら……。
愛の気持ちが裏返しになってしまう可能性もないとは言えません。
ご家族であっても、こちらの意図を無視していきなり頼んでもいないマッサージをしてこられたら、嬉しいばかりではないかもしれませんね。
「治してあげたい」「お楽にして差し上げたい」という気持ちは愛から発していますが、ある意味あなたのエゴとも言えます。
その方は苦しみの中で何かを得る、学びの最中かもしれないのです。
その機会を勝手に奪ってしまうのは、いくら近しい仲と言ってもして良いことではありません。
ご自身のお子様が熱を出した時など、「おまじないね」と言いながら直接レイキを流すのは、決して悪いことではありません。
ここには同意は必要ありません。
ですが基本的に、ヒーリングには「相手の許可」が必要です。
特に遠隔にはヒーラーのエゴが含まれやすくなりますので、心に留めておいてください。
遠隔に限らず、他者ヒーリングについてよくご相談を受けるのが
「レイキ流しているときって何考えてればいいんでしょうか?」
というご相談です。
無になるという事を目指される方も多いかと思いますが、これはなかなか難しいものです。
レイキのヒーリングは数十分にわたりますので、その間に全く雑念を浮かべないというのは、不可能と言っていいでしょう。
無になろうと頑張りすぎることはパイプを狭めることにもつながってしまいますので、
「波動が高い考え事ならしてOK」
としていただくのが良いかと思います。
「焦り」「不安」「いらだち」などは、わかりやすくパイプを狭めます。
「多幸感」「希望」「愛」などの波動の高いものでしたら、雑念が湧いても大丈夫となさって下さい。